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【為替本日の注目点】ユーロドル1.12台前半から半ばで推移

2019-06-18 09:24

 ドル円はFOMCを控え小動き。108円台半ばを超える場面があったものの、軟調な経済指標にドルが売られ108円52銭まで下落し、取引を終える。ユーロドルは続落。1.12台前半から半ばで推移。株式市場は主要3指数とも揃って反発。ダウは22ドル上昇。ナスダックはFANG銘柄が上昇を牽引し48ポイント高。債券相場は小幅に反落。長期金利は2.09%台に。金は5日ぶりに反落し、原油も下落。

6月NY連銀製造業景況指数 → -8.6

6月NAHB住宅市場指数  →  64

ドル/円   108.52 ~ 108.64

ユーロ/ドル 1.1214 ~ 1.1247
 
ユーロ/円  121.71 ~ 122.12

NYダウ  +22.92   → 26,112.53ドル

GOLD  -1.60     → 1,342.90ドル

WTI   -0.58    → 51.93ドル

米10年国債+0.014  → 2.094%


本日の注目イベント

豪  RBA議事録
独  6月ZEW景況感指数
欧  ユーロ圏5月消費者物価指数(改定値)
欧  ユーロ圏4月貿易収支
英  保守党党首選
英  カーニー・BOE総裁講演
米  5月住宅着工件数
米  5月建設許可件数

 6月のNY連銀製造業景況指数は「-8.6」と、予想を大きく下回ったばかりか、統計が始まって以来、過去最大の低下となりました。前月は「17.8」だったので、下落幅は「26.4」ポイントにも達しています。項目別を見ると、ほぼ全ての項目が低下していますが、特に新規受注と受注残の下げがきつく、新規受注は3年ぶり、受注残は2015年以降で最低でした。

 それにしても今月に入って、ADP雇用者数や雇用統計の非農業部門雇用者数でも見られたように、単純に市場予想を下回るだけではなく、「3年ぶり」とか、「リーマンショク以来」といった形容詞がつくほど、大きな落ち込みを見せています。これらの現象をどう捉えればいいのでしょうか?米中貿易戦争の長期化で、経済活動に何らかの影響が出ているほか、経営者心理にも不安を与えているといったことなのでしょうか。判断が難しいのは、一方的に予想を下回る結果が出るだけではなく、予想を大きく超える結果もあり、強弱まちまちでそのブレが大きいといったところです。

 中国の習近平主席が突然の北朝鮮訪問です。中国国営の新華社は、習主席が20、21日に北朝鮮を公式訪問すると発表しました。中国首脳の北朝鮮訪問は約14年ぶりのことになるそうですが、来週にはG20があり、その前にあえて訪朝することで、米国へのけん制との見方があります。北朝鮮の金委員長が先週、トランプ大統領に親書を送り、ボルトン首席補佐官は、3回目となる米朝首脳会談の実現にも言及していましたが、それでも核廃絶を含めた米朝関係を進展させるには、「中国の介在が不可欠」ということを印象付ける思惑もあるようです。

 米国では中国からの輸入品3000億ドル(約32兆5500億円)相当に対する関税を付加することの一環として公聴会が始まりました。公聴会には米国半導体工業会の代表など、メーカーや小売業者など320人が出席し、25日まで行う予定ですが、すでに多くの反対の声があがっています。今後、米通商代表部(USTR)が企業の意見などを踏まえて制裁対象品目を慎重に検討することになっています。

 FOMC、G20を控えてドル円だけではなく、主要通貨の動きも鈍くなっています。FOMCでは7月利下げに向けた地ならしで、G20ではひとまず米中首脳会談の実現というのがメインシナリオかと思います。恐怖指数と言われる「VIX指数」も直近では「15.3」と、恐怖の目安となる「20」を下回っています。市場は、「最悪の事態にはならない」という想定の基にポジションを取っていることを表しており、米中首脳もそこは避けたいところでしょうが、ギリギリまで腹の探り合いは続きます。本日のドル円は108円20銭~108円90銭程度を予想します。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF)
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