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【為替本日の注目点】ドル円反発し、一時106円台に

2020-08-03 09:58

 欧州時間には一時104円20銭前後まで売られたドル円は急反発。NY時間には106円05銭まで買われ、105円台後半で引ける。ユーロドルは反落。1.1852までユーロ高が進んだが、その後は週末ということもあり、利益確定の売りに押される。

 株式市場は3指数とも揃って反発。ダウは114ドル上昇し、ナスダックも大幅に上昇。債券相場は続伸。長期金利は0.52%台まで低下し、過去最低水準を更新。金は反落し、ザラ場では2005ドル台まで上昇。原油は反落。

6月個人所得               → -1.1%
6月個人支出               → 5.6%
6月PCEコアデフレータ         → 0.9%
4-6月雇用コスト指数          → 0.5%
7月シカゴ購買部協会景気指数       → 51.9
7月ミシガン大学消費者マインド(速報値) → 72.5

ドル/円   104.85 ~ 106.05
ユーロ/ドル 1.1763 ~ 1.1852
ユーロ/円  124.06 ~ 125.20
NYダウ   +114.67 → 26,428.32ドル
GOLD   +19.10  → 1,985.90ドル
WTI    +0.35   → 40.27ドル
米10年国債 -0.018  → 0.528%

【本日の注目イベント】

中  7月財新製造業PMI
欧  ユーロ圏7月製造業PMI(速報値)
米  7月ISM製造業景況指数
米  7月自動車販売
米  6月建設支出
米  セントルイス連銀総裁、バーチャルイベントで講演
米  シカゴ連銀総裁、記者団と電話会見

 先週末のNY市場ではドル円は予想外に反発し、106円乗せまでドルの買い戻しが進みました。株価は反発したものの、長期金利は過去最低水準を更新するほど低下しており、これと言ってはっきりしたドル買い材料があったわけではありません。連日上昇を続けていたユーロドルが1.18台半ばまで続伸した後売られたことで、「ドル高・ユーロ安」が進み、この流れにドル円が影響された側面はあったかもしれません。ドル円は下値を切り下げる格好でじり安が続き、104円前後で一旦下げ止まり反発はしましたが、まだドル安の流れが変わったとは判断できません。何しろコロナで混乱し、一時101円台まで乱高下したあの3月相場を除けば、104円割れというのは、2016年11月のトランプ氏大統領が誕生した時期にまで遡らなければならないほどのドル安水準です。ある程度のドル買い需要はあったかと思われます。ただ、米中関係など、ドルを取り巻く環境は変わっていません。

 6月の米個人所得は1.1%の減少と、予想以上の減少でした。個人消費の減少は、今後の消費に大きな影響を及ぼし、米国ではGDPの7割を占めるだけに、成長率にも直接響いてきます。さらに悪いことに、コロナ特別給付として失業給付金を、従来の金額に週600ドルを上乗せして受け取れる期限が7月末で失効してしまいました。与党共和党は、受給者の7割が以前の給与水準を上回るものだとして減額を主張していました。このままでは、今月からは元の給付水準に戻ることになります。ペロシ下院議長とホワイトハウスの担当者は3日にも交渉を再開する見通しですが、両者の間にはなお大きな意見の隔たりがあり、ペロシ氏は、失業給付の上乗せが大きすぎるとして縮小するか、打ち切るべきだと提案した議会共和党とホワイトハウスについて、「人を見下すような態度だ」と指摘し、「民主党は600ドル給付で団結している」と、ABCテレビの番組で述べています。(ブルームバーグ)特別給付は2500万人に週150億ドル(約1兆6000億円)もの金額が支給されていたため、これが中止になれば、さらに個人消費を冷え込ませることは必至です。今後の個人消費や小売売上高の推移にも目を向けていく必要があります。

 先週は日本でもコロナ感染の第2波が猛威を振るい、東京都では1日で500人に迫る新規感染が確認され、大阪や愛知、福岡などでも過去最多の新規感染者が出ています。沖縄では独自に「非常事態宣言」を発令するに至っている状況です。先週末の日経平均株価は600円を超える下げを見せましたが、これはコロナ感染者が急増したことで、売りが加速したようです。昨日のNHKの討論番組で、菅官房長官は「感染防止と経済の両立は極めて困難だ」と苦渋に満ちた表情で述べていましたが、感染防止策を行いながら「GoToトラベル」キャンペーンを活用してほしいと、歯切れの悪い発言を行っていました。8月に入り、今年の夏休みは例年とは全く異なるものの、親子揃っての旅行や帰省などを行う人も多いと思います。余程個人レベルで予防をし、慎重に行動を行わないと未曾有の感染拡大につながる可能性がありそうです。まさにこの夏が正念場となります。

 本日のドル円は105円40銭~106円30銭程度と予想します。

 新型コロナウイルス感染拡大に伴う政府の要請もあり、本アナリストレポートは4日(火)と5日(水)はお休みとさせていただきます。今後もしばらくの間、随時お休みとさせていただくことになろうとか思います。読者の皆様にはご迷惑をおかけいたしますが、ご理解の程宜しくお願い申しあげます。(執筆者:佐藤正和・外為オンライン 編集担当:サーチナ・メディア事業部)(イメージ写真提供:123RF) /*snsボタン*/

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